デザイナーのカバンの中身 vol.01

こんにちは。デザイナーのsaoです。

私はもの選びについて、数々の失敗を繰り返してきました。今は見た目と機能性のバランスを大事に、必要なものは吟味を重ね、手元に置くものは数少なくを心がけています。が、しかし実際は気が緩むとモノが増えてしまう、似非ミニマリストです……。

カバン

両手を使えるのが便利でリュック派です。街でも浮かない、コロンとした形が可愛い「KEYUCA」のリュックには、背負ったまま財布やスマホをすぐに取り出せて便利なファスナー付きの背面ポケットがついています。しれっと顔で財布が取れるんですよ!なんとスマート。(なぜか背面ポケット付きリュックってあまり見かけないんですよね。)

中のポケットも充実していて、モノの住所が定まる安心感たるや。そしてこのデザインなのに信じられないくらいプチプラなのです。ありがたや!

手帳

スマホでのスケジュール管理も便利ですが、紙に書かないと頭に入らない自分にとっては欠かせない存在。しっとりした紙の質感と、機能美なデザインが好きで「ラコニック」の手帳を使っています。今年はなぜか風水で表紙の色を選ぼうと思いつき、「家庭を大事にできる」という茶色を選んでみました。見開きで1ヶ月を見渡せるA5マンスリーと、方眼のメモ帳を2冊セットにして使っています。

ハンカチ

「イリナム」というブランドのもの。この刺繍は群馬県桐生市の工場で施されているそう。桐生市は絹織物がとても有名で、そこから派生して刺繍も優れた技術を持つ工場が残っています。天然染料で染めたガーゼ生地に刺繍が映え、ハンカチだけどたまに鑑賞用。手のひらに乗る、懐かしい故郷のような存在です。

財布

冠婚葬祭用に小さい財布が必要で「イルビゾンテ」で買ったものでしたが、出番がないため試しに普段使い用にしてみたところ、意外に事足りてしまい以降ずっとそのまま。小さい、軽いは正義です。エイジングが楽しめるヌメ革が一番好きで、10年前のヌメ革バッグは野性味あふれる色と艶に育っていて(ちょっと黒光りしている)、付いてしまった傷さえも、愛おしいです。

がま口

小さい方は化粧道具を、大きい方は乳児医療証や保険証を入れるポーチとして使っています。がま口で簡単に開閉でき、軽く薄くて嵩張らない。「マリメッコ」のケシの花をモチーフにしたウニッコ柄のテキスタイルはあまりにも有名ですが、あのかわいさ全開と思えるパターンにさえ、ちらほら見え隠れする毒が魅力です。そして、バッグの中でも見失わないビビッドな色遣い。これは北欧の長く暗い冬を快適に過ごすための知恵から生まれたものですね。先人達の偉大な知恵や感性には、ただただ心を奪われるばかりです。「マリメッコ」に限らず、魅力的なテキスタイルはいつも自分のインスピレーションと、創作意欲の源です。

晴雨兼用、自動開閉ボタン、軽量、遮光はもちろん遮熱効果もあり。太めで留めやすいバンドは、それだけでオシャレなのにリフレクターのおまけまで!(無駄に反射好き。特にキッズものは、リフレクター付きを血眼になって探してしまいます。)工業的デザインが控えめな存在感を放っています。

アルコールハンドジェル

今や外出に欠かせないものになってしまいましたね。白地でスッキリ、清潔感のある見た目のものを選びました。

iPhone7

せっかくのデザインを損ねないように、カバーは透明。四隅がしっかりある本気のカバーで致命傷を防ぎますが、ちょっとゴツすぎるのでなんとかしたいところ。ストラップホール付きで、いざというときはストラップをつけられるのですが、今のところ使う機会はきていません。ですがリングに指を入れられるので、落下防止として役立っています。

【番外編】小学館のポケット図鑑

自粛期間中に子どもたちが自宅にいた時期は、彼らの息抜きのためによく散歩に出ていました。みちみち花や鳥を見かけるのですが、種名を質問されても答えられないので図鑑を持ち歩くように。今まで見ているようで全く見ていなかった小さくて大きな世界に、心が洗われるような感じを覚えました。この図鑑はサイズは小さくても情報たっぷりで、読み応えがあります。

優れたデザインは、生活はもちろん心も豊かにしてくれますね。大好きなモノたちにパワーをもらい、今日も頑張ります。それでは。


manimani Media

変わるデザイン。変わらないデザイン グラフィック/エディトリアル/企画・編集/Web/動画...各種メディアにトータルクリエイティブを展開するデザイン会社の日常。

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