ヴンダーカンマー
ヴンダーカンマー(驚異の部屋)は15世紀から18世紀にかけてヨーロッパで作られていた、様々な珍品を集めた博物陳列室である。
(Wikipediaより)
こんにちは、デザイナーのm.kです。
東京駅から徒歩圏内にインターメディアテクという博物館があります。
もうかれこれ3回ほど足を運んでいるにも関わらず、
時間が経つのがあっという間で見足りない!という、魅力がこれでもかと詰まった場所です。そしてなぜかいつも博物館を出たあと、
何かを吸い取られたようにぐったりしてしまう不可思議な疲労感もまた心地よいのです。
館内には東京大学が明治10年から研究のために収集してきた様々な動物の骨格標本や剥製、鉱物や植物等のコレクションが展示されています。
キャビネットやケースにまるでアート作品のように並べられているのも見所の一つ。
陳列棚は当初から使われていたもので、
古き良きアンティークの美しさを堪能することもできます。
展示の中に「驚異の小部屋」と名付けられた
アジア美術の蒐集家として知られるエミール・ギメの部屋を模した一角があります。
ここが大変素晴らしく、こんな部屋に住みたいという願望と
すっきりシンプルな暮らしへの憧れとの葛藤の末、
今のところ本棚の一角を自称ウンダーカンマーに留めるに至っています。
↑世界の富豪の財力と熱量には到底敵わず、しょぼさ際立つ極小ヴンダーカンマー。
…実は引っ越してかれこれもう4年近くは経つというのに
いまだに自宅の机は段ボールだったりしています。(美意識のバランスがわるいです)
食事は異国情緒あふれる床上スタイルです。
ヴンダーカンマーへの道のりはまだまだ険しく遠いようです。
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