ワッフルと自転車の関係性?VANS オールドスクール

こんにちは、WEBディレクター/デザイナーのヤスハラタカユキです。

あいも変わらず自転車に乗る日々です。

自転車って、購入した店舗によって、お客さんを対象にライドイベントを開催していたりします。

ここ数ヶ月は余り開催されず参加できていないのですが、コロナ禍以前はちょくちょく参加していました。マウンテンバイクの軽い里山ライドや、コーヒーライド(サイクリングついでにコーヒーを外で飲もう的なライド)といったようなもので、ピタピタのウェアを着て走るような本格的なものではなく、気軽に参加できるライドイベントです。


地面につく足跡がみんな同じ?

そんなイベントに行くと参加者がかなりの割合で履いているシューズがあります。

それが「Vans」のオールドスクールです。

地面についた足跡をみるとみんな同じで笑っちゃいますが、オールドスクールは80年代のスケーターやUSパンクスの足元をSK8-HI(通称スケハイ)などとともに飾った、言わずと知れた名作中の名作です。


一見、自転車に関係ないようなイメージもあると思いますが、実は自転車用に開発されたシューズだって、知っていましたか?

オールドスクールは、1978年当時アメリカで流行し始めたBMXのライダーのために、グリップ感の良いワッフルソール、丈夫なレザーをアッパー、ヒールカップ、シューホールに使用したモデルとして発売されました。

「Vans」といえば白い波のようなサーフラインが象徴的ですが、それが初めて採用されたのもこのシューズです。BMXライダー用として発売されましたが、スケーターたちにも逆輸入され、更に補強を施されて現在の形ができあがっています。

↑ワッフルソール、ペダルに食いつくぅ!


そんな出自を知ってか知らずか、ストリート系の自転車乗りにはオールドスクールの愛用者が多いですね。

ストリートカルチャーのド定番だし、違和感なし。

実際に履いてみると、ソールの程よい柔らかさがペダルの窪みにスポッとはまって収まりがよく、ワッフルソールのパターンがペダルのピンを捕まえて離さないので、山道のガタガタでペダルを踏み外すこともなく安心して走れます。

さすが元・自転車用だ!

マウンテンバイクやBMX、ピストなどに限らず、普通の自転車に乗るときでも安心のグリップ感だし、もちろん歩くときも最高です。

フラットペダル向けの自転車用シューズといえば、5.10(ファイブテン)やRide Conceptなども有名ですが、お値段がそこそこします。

しかしオールドスクールはなんといっても安いのが素晴らしい。


ワッフルソールの出番は靴だけじゃない

そんな抜群の能力を見せつけてくるワッフルソールですが、実は握り心地も最高。

アメリカの老舗グリップメーカーの「odi」が、「Vans」とコラボしてワッフルソールパターンの自転車用グリップを作っています。

↑ワッフルソール、手のひらに吸い付くぅ!


安いグリップ使うとすっごい滑るよ!だけどこれは滑らんなぁ~。

普段当たり前のように使っているアイテムでも、少し掘り下げてみるとそのデザインが生まれた経緯や理由を知ることができます。調べて詳しくなることで、そのモノに接する気持ちが少し変わっていきますよね。

そんな心持ちもデザイナーとして大切なことだったりするよな……なんて思いながら、仕事に向かう今日の足元もオールドスクールです。

manimani Media

変わるデザイン。変わらないデザイン グラフィック/エディトリアル/企画・編集/Web/動画...各種メディアにトータルクリエイティブを展開するデザイン会社の日常。

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