ゲームなT-shirtsと僕

デザイナーのiMです。

前回の記事でお話したSHOP33では、もう1つの出会いがありました。

それはゲームをモチーフとしたTシャツです。90-00年代、ゲームはまだまだナードなものとして捉えられていた時代。ゲームセンターや家庭でゲームをすることはあっても、モチーフとして着ることにはまだまだ抵抗がありました。

↑『LEVEL 1』(草野剛、広岡毅、ローリング内沢)

↑『Ketchuparts』(背中は極厚プリントで、洗濯して崩壊していく過程はまさにゴーレム。)


ブートとゲームT

そんな中、SHOP33や大阪のSUPA RESQUEなどでは海外テクノブランド、日本のインディーズブランドが出しているブートのゲームTシャツを展開していました。

オフィシャルにはないデザインの切り口に、ゲームでこんなかっこいい表現ができるんだ!と興奮したものです。

↑『POLYGRAPH』(装備の文字の崩し方、今みてもかっこいい。)

↑『K.Limited.E』(KLE後期。ふらっと入った小倉の店で発見。)


現在

その後、ブートを作っていた人達がオフィシャルグッズを作るようになったり、オフィシャルの方も力を入れるようになったり、ゲームTシャツの地位は向上。UNIQLOが毎年ゲームTシャツを出すほど市民権を得たものとなりました。

あの頃ブートでゲームTシャツを作っていた人たち、あの人たちがいなかったら、現在のように気軽にゲームTを買える世の中はなかったのかも知れません。

↑『nendo graphixx』(背中に揃うNINTENDO、SEGA、NAMCOのロゴが熱い。)


ちなみに当時のオフィシャルなゲームTも、現在ヴィンテージとして古着市場で取引されてるのはおもしろいです。個人的にもついつい手を出しそうになったり……。

皆さんも古着屋に訪れる際は、当時に思いを馳せながらゲームTを探してみてはいかがでしょうか?


過去のTシャツと僕シリーズはこちら!

第1回 Banksyと僕

第2回 ASYURA FIRSTと僕

manimani Media

変わるデザイン。変わらないデザイン グラフィック/エディトリアル/企画・編集/Web/動画...各種メディアにトータルクリエイティブを展開するデザイン会社の日常。

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