石とともに去りぬ
こんにちは、デザイナーのすうぇけです。
最近石を眺めている人生です。
いまわたしは、コロナ自粛で子が保育園に行けなかった関係で、
1才10ヶ月の子とともに、毎日1時間ほど地面に顔を近づけて石を見続けています。
そう...我が子は数ヶ月前から石にはまっています。
でも、実はただ石を見ているわけではなく、彼女には目的があります。
自分のほしい石を探すのです。必ず探し始めに言う目的の石。「まるい いし」。
うちの周りの地面は未舗装の場所もあるため、そこには様々な石があります。
その中から、自分のお眼鏡にかなう「まるい いし」を探し続ける匠。
わたしも一緒に探すように指示してくるので「これはどう?」と渡してみますが、だいたい保留指示がでます。たまに合格することも。
家に戻ろうと言う頃には、手にひとつかふたつの石を握りしめています。その日こころにとまったものだけが家に連れてこられます。
それでは、ここで今月分の石を紹介しますね。
↑誉れ高き戦士皿に鎮座する石たちと恐竜
「まる」といっても日によって合格するものは違うようです。
でもけしてなんでもよいという訳ではない、
毎日その日のひとつぶを求め探し続けているのですから…
手には ひとつの 丸い いし。
心に いつでも 高い 帆を。
↑よく見たらひとつオレンジ色の木の実が混じっているような…
1才10ヶ月しか経っていない彼女の人生ですが、
このように、こんなに小さくても人間には好みのデザインというものがすでに存在するのではないかと思うことがあります。
そして彼女はいつも石と共に家に去りぬ のです...
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