カラテモンキーで自転車通勤してみた
みなさんこんにちは。Webディレクター/デザイナーのヤスハラタカユキです。
梅雨入り待ったなしの天気が続きますが、コロナ禍もようやく落ち着いてきて、街も少し喧騒を取り戻してきましたね。
通勤が再開になったリモートワーカーの方も多いのではないでしょうか。だけど、コロナウイルスがなくなったわけじゃない。混雑した電車に乗ることはリスクを伴いますよね。なるべくなら乗りたくない……。
ということで、自転車通勤してみませんか?
実は1月頃、私はすでに電車に乗りたくないモードに入っていたのです。弊社は以前から自転車通勤をしているメンバーが多く、ピストバイクやミニベロがエントランスに何台も停まっています。みんなやってるなら、俺もいけるんじゃん?ということで自転車通勤を決意しました。
タイヤのバカでっかいマウンテンバイクに一目惚れ
まず、どんな自転車があるのかと会社の近くの自転車屋さんに行き、そこで入り口のすぐ横に置いてあったタイヤのバカでっかいマウンテンバイクに一目惚れしました。
「なにこれ素敵やん……。」
自宅から会社までは20km以上あり、お店の人には「これで通勤するのはちょっと無理かも……。」とアドバイスを貰ったのですが、好きじゃない自転車で毎日通勤するのも面白くないよねってことで、気にせず入手。
ちっちゃいことは気にしないって誰かも言ってたしな。
購入したのはこちらの「Surly Karate Monkey(サーリー カラテモンキー)」です。
ちょっとブランド紹介を。
Surly(サーリー)とは、「無愛想な」とか「むっつりした」という意味です。たいして意味もないのにビジネスのために新製品を垂れ流すメーカーや、ろくに乗りもしないのに新製品や高級品に群がるファンを「流行に弱い無駄使い集団」と切り捨てる皮肉が彼らの真骨頂ながら、その背後には自転車を心から愛する強い気持が潜んでいます。超風変わりでが、半面、超真っ当なブランドなのです。
出典*MOTOCROSS INTERNATIONAL
こういう姿勢大好物なんですけど。
デザインの仕事においても、流行や消費されていくだけのものではなく、自分の価値観をしっかりと表現したいものです。ブレない、ものづくりの姿勢は見習いたい。誰にでも好かれるものではなく、誰かの心に強く刺さるものを作って生きていきたいもんです。
とにかく腹が減る、そして痩せる
実際のところ、このカラテモンキーで快適に通勤できるのは10kmくらいまでなんじゃないかな?と感じます。20km以上走るのは少し頭のネジが緩んだ人じゃないと無理でしょう。
PROS & CONSを書くと、
PROS
- 乗り心地が最高
- カッコいい、とにかくカッコいいしカッコいい
- キャリアをつければ荷物を背負わないで済む
- 路面の凸凹をものともしない安定性
- 出足は意外にも軽い
CONS
- 重い(15kgくらいあるはず)
- タイヤが太くてスピードを維持するのは大変
- 太いタイヤは値段が高いのでランニングコストがかかる
- 歩道を走れない(ハンドル幅が広いので道交法で歩道走行が禁止されている)
- ちょっとコンビニ寄るのでも、盗まれそうで怖い
といったところでしょうか。
通勤には、もっと快適に走れる自転車もたくさんあるので、そういうものを選んだほうが速くて軽くて楽ちんだと思いますが、Surlyという自転車ブランドのスタイルに共感できる人は、少々の大変さを許容しないといけないけど、カラテモンキーおすすめです。
29インチホイールに換えて少し細いタイヤにしたら、通勤適性はアップすると思います。
そんなこんなで数ヶ月(途中テレワーク期間あり)走ってみたら、驚きの変化が!
- 体脂肪率がぐんぐん減る(10%台後半から前半になりました)
- 異常に腹が減る
- 無味乾燥だった通勤が楽しみに
- 電車通勤でのストレスが完全にフリーになった
会社までの20kmは、この重いマウンテンバイクでも70分くらいの距離ですが、そこそこにカロリーを消費しているようです。痩せるし腹が減る。
そして自転車の速度だと、普段は気づかなかったような景色が目に入ってきますね。
小さな祠や歴史的な場所、変わった建築物などが意外にも街のあちこちにあったりするので、そんなものを探しつつ走るのも楽しい。
身の丈にあったスピードしか出せない、自転車。ドイツでは「自転車があれば医者いらず」なんて言われてるそうです。
知らんけど。
自分の速度に合わせて、通勤時間を楽しんでみるのはどうでしょうか。
ちなみに、写真は私の通勤途中に撮りました。自然味溢れてるぜ。
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