Pの戯言 世に憚る 東京ラジオとロンドン族
こんにちは。
プロデューサーの古津です。
5月に入り、もうすっかり初夏の陽気ですね。年度も季節も変わり心機一転新たな取り組みにも精が出そうです。
昨年度は私にとって新たな試みとなる未経験分野への仕事にいくつか挑戦し、そのほとんどでクライアントより大変ありがたい評価をいただきました。
今年度はそれらを実際に形にし、市場へ投下するフェーズに入ります。
気を引き締めつつも楽しみながら取り組みたいですね。
新たな挑戦にはこれまでに慣れ親しんだ分野の仕事にはなかった新たな常識や働き方・方法が多くあり、それらにも大いに刺激を受けています。
さて、先述した未経験分野の仕事について少し。
齢40も過ぎるとこういった新たな挑戦には後ろ向きになってしまったりもします。戸惑うことも多々あるでしょう。自分の中に確固たる土壌が形成されるまでは調べること・覚えることが山盛りでそれはそれは大変です。
ただ、その中でもこちらが過去に培ってきた他分野のノウハウや育んできたリソースを折り込んで提案すると新規のクライアントにとっては目新しく斬新な提案にうつるようで相互刺激の良い関係が日々築かれていくのが感じられてとても充実しています。
先日は当該クライアントとのミーティングで先方ディレクターの「上手く言えないけど、2000年代頭くらいの(日本人にとっての)ロンドンな感じ」「ちょっと前のフリーペーパーな感じ」という言葉にその場のほとんどの方は頭の中が『?』で埋め尽くされていました。が、私は理解できたんです。
ミーティング時に持参していた実家の倉庫より掘り起こしてきた「LONDONZOK『ロンドン族』」
元々その分野の人間ですし、その時代にそれらの場所でそれらをリアルに体験し、刊行物を収集していましたので。
当然私はそれらのイメージを可視化するためのスキルも持っていますし、より具体的な提案もできます。
そこにクライアントが現実に即したアイデアを乗せていき、バババっと事業の骨子を設計してしまいました。
さらに頭の中に『?』がいっぱいの方々に現物をお見せすることも可能でしたのでそのミーティングは楽しくて仕方がありませんでしたね。
こちらも資料として持参した「東京FMフリーペーパー『80ハチジュウ』」 学生時代に大いにデザイン的刺激をいただきました
これらの経験を経て、感じていた不安はどこへやら今や常にニッコニコです。
これまで関わってきた分野に限界を感じ、新たな分野の開拓を迫られた身としては無駄になりそうだった手持ちの武器を状況に応じて微調整し、萎縮することなく使えば未経験分野でも時には大いに役立ち・受け入れられる事が分かりましたのでなんだかとても前向きになれました。
どうやら今期は良いシーズンになりそうです。
それでは今回はこの辺りで。
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