平凡デザイナーの酔いどれライフ#5 開成町で復活した「瀬戸酒造店」

こんにちは、デザイナーのマミヤです。 そろそろ河津桜も見頃、花粉に気を取られながらも春を心待ちに。 そんな時期に原稿を執筆しています。


今回は、機会があってギフトとしていただいたお酒がとても美味しく そして、色々と「いいな…!」と思ったので、 神奈川県開成町「瀬戸酒造店」についてご紹介したいと思います。

※以下個人的な所感です。


開けて驚いたブランディングのデザイン設計

「瀬戸酒造」は慶応元年(1865年)に醸造を開始。 いっとき自家醸造を中止していたものの近年自家醸造を再開した「復活酒蔵」とのこと。 

いただいて箱を開けた最初の印象は、「おしゃれ…!」 箱、のし紙、お酒のパッケージ、どれにおいても統一されたデザインでポップで垢抜けた印象。 

「I’ll be back」「かくかくしかじか」「風が吹いたら」などネーミングも今時っぽい。

さらに冊子を見ると、ラインナップごとにマークをデザインしてあり、3種ある。

▲=あしがり郷 ●(半分に割った形)=セトイチ ◆=酒田錦 

それらを組み合わせロゴの「瀬」という文字ができる仕組みになっていた。


さらに驚いたのは紙ツールの充実(笑)! 一つ一つのお酒の説明カードまで……! 表面にはパッケージと基本的な説明。裏面にはお酒をイメージした詩が載っている。

お酒を飲む場面の想像が広がるツールだなあ。

紙の付録に心ときめかせてきた世代としては、「やっぱり紙もいいよね……!」と再確認。

もちろんWEBサイトも拝見。いい。

https://setosyuzo.ashigarigo.com/

一通りのものを見て、「復活酒蔵」ことだからできる

思い切ったリ・ブランディングだと感じました。 こういう仕事をしたいものです。 



お酒らしいお酒

いただいたお酒は、数ある中の「I’ll be back」「かくかくしかじか」「風が吹いたら」の3種。 

最初に飲んだのは「かくかくしかじか」ガッツリおつまみを用意して飲みました。(※二人分)

こんなにおしゃれ~な感じなので結構今っぽいスッキリ系かな?と、たかを括って飲んでみると 

ガッツリ日本酒の味~~~~~!

今時珍しい結構酒と米のうまみがしっかりある、THE日本酒なお味で私は好きでした。

焼き鳥に合う(笑)! 


中でも「風が吹いたら」は日本酒ハイボールなるもので飲むことをお勧めされていたので、挑戦してみました。 そのままで飲むと結構濃い(笑)。

度数は18度……(日本酒は大体15度くらい)

炭酸で割って飲むと、とても爽やかでお米の味が引き立ちます。 炭酸割をお勧めされている理由に納得でした。

さまざまなシーンごとにお酒の種類を分けているそうです。 日本酒の色々な飲み方を提案したい、そんな思いが伝わってきます。 まだ「I’ll be back」が残っているので、お花見の楽しみに取っておこうと思っています。 


最後に

いかがでしたか? 

今回も酒蔵のお話になったのですが、 デザイン的な切り口も興味深く、たくさん学ばせてもらいました。 お酒は本当にすごいな~。(語弊がありますね) それではまた次回お会いしましょう! 


前回の【平凡デザイナーの酔いどれライフ#4 わがまち茅ヶ崎、湘南唯一の酒蔵「熊澤酒造」】はこちら

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