卒園児に送るメダルをつくろう!

デザイナーのタジです。

まん延防止等重点措置が延長されてしまいましたね。


3月に子供の卒園式を控えているのですが、コロナ渦の卒園式は歌の1曲も歌えず、証書授与だけの簡素化したものになるらしく、残念無念な感じになりそうです。そして集合写真も撮れないかもしれないそうで、卒園アルバムの係をしている私としては非常にヤキモキしています。仕方がないんですけどね。

今年度はコロナの影響で遠足は中止(秋にようやくできることになったら当日雨)、運動会は年長クラスのみの超短縮バージョン、クリスマス会や節分などのイベントも中止。

子どもがあまりに可哀想……ということで、卒園式の係の保護者が中心になって「卒園式で子どもにかけてあげるメダルをつくろう!」となりました。つくるのは、各家庭のお父さんやお母さんです。

はて、メダル?どうやって作るの?


折り紙でメダルをつくる

使用素材は紙と指定。大きさ感の目安となる台紙が配られて、そこに直接何かを書き込むか、折り紙などを貼り付けて作るようです。

折り紙で作るメダルといえばこれ?

(誰もが今までに1回は作ったりもらったりしたことがあるのでは?)


でも今回はメダルの真ん中に「そつえんおめでとう」と「こどもの名前」書くというルールがあるので、真ん中に文字が書けるスペースを作らなくてはなりません。とりあえず気のおもむくままに色々作ってみよう!

(さっきのメダルの真ん中の部分を全て外に広げるとこうなる。文字の書けるスペースはできた)


両面折り紙を使って折ってみてはいるものの、なんだか寂しい?メダルなんだからもっと派手に…

(ゴールド・シルバー系の折り紙を使ってアレンジしてみる。メダルっぽくなってきた!?)


メダルっぽくはなってきたけど、これだけだとまだつまらない?四角くない方がいい?

(星型になるように折ってみた!カワイイ!でもちょっと小さい…)


ハサミを使って六角形にしてから折る方法で折ったら星型のメダルができました。カワイイ!でもハサミでカットしてから折ったので、今までのものよりひとまわり小さくなってしまいました。


組み合わせてみる

1枚の折り紙だけで完成させるのは限界かな?重ねてみたらどうなる?

(ボリュームが出てきた!いい感じになってきた!)


土台を足してみる

もっと華やかにするために、下に足す用の土台を作ってみました。

(100均で売っている輪飾りをつくる用のキラキラ折り紙を花びらみたいに土台につける)


この上に重ねていくと…

(華やかさが出てきた!)

(やりすぎ!?)

(これくらいがいいのかも)


子どもに相談して「どれがいいかな~!」とか言いながら作りたかったのですが、「ナイショで制作せよ!」とのことで、寝静まった明け方にこっそり作っております。


黄色の方が「メダル」って感じなんだけど、男の子だしな~。もし本人に聞いたら絶対「青がいい!」っていうだろうな~ということで青い方を採用。リボンは係の人がつけてくれるそうなので、本日納品してまいります。(本日朝締め切り。超ギリギリ)


コロナで卒園に関係するもののあり方が変わっていく

例年の卒園式は当たり前のように、保護者は歌などの出しものをしたり、謝恩会をしたりしていましたが、コロナ渦で一切NGになりました。今回は「それでも子どもにできる限りのことをしてあげたい」という保護者の要望でメダルをつくることになりましたが、今までの「卒業」に関する取り組みのターニングポイントにきているな、と思いました。

私は卒園アルバムの係をしていますが、みんなで集まって制作することができないので、レイアウトは全て私1人でやることになりました。これは私がたまたまデザインの仕事をしていて、私自身苦ではないのでそうなりましたが、通常なら無理な話ですよね。そのうち「卒園アルバムを作る」こともなくなるかもしれないな、と思いました。今は卒園アルバムを「動画」で作ってQRコードで読み取り、いつでもどこでも簡単に見ることができるシステムもあるようです。「アルバム」ではない別のものに変わっていくのかもしれません。


今までやってもやらなくてもいいものが、当たり前に強制的にやらされていた時代ももう終わり。

でも必要最低限のことしかやらない、というのはクリエイターとしては非常につまらないので、やっぱり面倒くさいな~と思っても、喜んでもらえること、楽しいことはどんどんやっていきたいと思ったのでした。

最後脱線してしまいましたが、ではでは、また!

manimani Media

変わるデザイン。変わらないデザイン グラフィック/エディトリアル/企画・編集/Web/動画...各種メディアにトータルクリエイティブを展開するデザイン会社の日常。

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