Pの戯言 世に憚る
明けましておめでとうございます。
プロデューサーの古津です。
皆様、昨年中は大変お世話になりました。本年も変わらずよろしくお願いいたします。
さて、本年で平成から令和に移り早くも足掛け3年。
コロナウィルス蔓延に端を発したテレワーク就労の促進から2年。
大きな社会的変化に見舞われた令和の走り出しでしたが2、3年と過ぎれば当初後ろ向きだった人々もそれなりに順応し新たなライフスタイルを築きはじめ、元々ポジティブだった人々はビジネスにおいてもプライベートにおいてもこの新しい社会を謳歌しているように感じます。
弊社はといいますと比較的早い段階からこの社会的変化を受け入れ、自宅における業務インフラの整備を実行しスムーズにテレワークへの移行を遂げることができました。
社員の8割がデザイン制作スタッフである事もテレワーク移行へのハードルを下げることができた要因でもあるでしょう。
そもそも過酷な労働環境であったデザイン・制作会社の制作スタッフとしてはこの社会的変化はコロナウィルス蔓延対策云々は抜きにしても、かなり好意的に受け入れられた事は間違いないと思います。
近年では劇的に改善されたデザイン・制作会社における就労環境ですが、ただ時間をかけてこなしさえすれば終わるような仕事ではありませんのでアイデアに詰まったり、表現に苦戦してしまえば相変わらず深夜作業や休日作業が発生してしまう事もしばしば。
これがオフィスへ出社しているとなれば、黄色と黒は勇気の印などと嘯き「え?1日って36時間ですよ(棒)」などと未だに終電時間や休日返上のストレスと戦っていたことでしょう。
そう考えるとデザイン・制作会社におけるテレワークの導入は図らずともデザイナーの文化的で健康的な最低限度の生活の確保にかなり寄与した事になりますね。(弊社が導入していなかっただけで既にSOHOなどはありましたが)
ただその反面、今まで容易にできていたスタッフ間の直接的なコミュニケーションが減ったことでデザイン的刺激の与え合いや衝突(ポジティブな)、アイデアの交換によるクリエイティブの爆発などは減ってしまったのも事実です。
こうなってしまうと良質なアイデアが資本の大部分を占めるデザイン・制作会社にとってはある種の負債を抱えてしまった事にもなります。
振り返れば誰かが面白い何かを制作中であったり、誰かが何かに悩んで瞬きすら忘れている困った状況を知恵を出し合い打破してきたことなどがクリエイティブの爆発を招いていたハズですからリモート環境下においても爆発を誘発する何かが必要なのは間違いないですね。
同業他社の皆さんはその辺りどうされているのでしょう…?
謎過ぎるので、とりあえず餅食って考えます。
それでは本年もメタ・マニエラをどうぞよろしくお願いいたします。
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