コロナ渦の巣篭もりプラモ! マシーネンクリーガーの「シーピッグ」を塗装する
デザイナーのimaiです。
みなさん、コロナ禍の昨今いかがお過ごしでしょうか?緊急事態宣言も長引き変異株の存在も確認されている昨今、無理に外出せずにおうちでプラモデルでも作りましょう!
私の尊敬する人物に横山宏(以下センセイ)というレジェンドがおりまして。
この方、イラストレーターにして造形作家、現武蔵野美術大学の非常勤講師も務める八面六臂のすごい人なのですが
センセイが生み出す独特の世界観に溢れた作品群、それが「マシーネンクリーガー」なのです。
↑今日ご紹介するキットはこちら、マシーネンクリーガー「シーピッグ」です。デザインから立体化、完成品見本からパッケージに至るまで全てセンセイの手によるものです。
マシーネンクリーガー「シーピッグ」とは
未来の荒廃した地球を舞台に強権的に統治を図る「シュトラール軍」とこれに対抗する「傭兵軍」の独立戦争を描く物語、それが「マシーネンクリーガー」です。
「シーピッグ」は傭兵軍の主力装甲戦闘服「S.A.F.S」の宇宙用タイプ「スネークアイ」の派生型で主に宇宙空間での偵察任務などに使用される…という設定です。
塗装開始!
↑さっそく組み立て完了!パーツ数は少なめなのでサクッと形にしてしまいます。
プラモデルに色を塗るという行為は「立体塗り絵」だとセンセイも仰ってます。
イラストを立体的に仕上げるには相当な技術が必要ですが元が立体なら簡単です。
全体を黒っぽい暗いグレーで塗りつぶした後に何色かのグレーでセンセイのお手本を参考に色をペタペタと乗せていきます。ここは筆を使用しています。
↑左が塗装中、右は過去に作った完成品です。
ある程度発色してきたら迷彩塗装の2色目をハンドピースでブワーッと乗せていきます。
↑これがハンドピースです。圧縮空気で塗料を霧状に吹き付けて絵を描いたり塗装する道具です。その使用方法から「エアブラシ」と呼ばれたりもします。
筆で塗ったりハンドピースで塗ったりを行きつ戻りつしながら納得いくまで繰り返します。
↑だいぶ「いい感じ」になってきました。どこが?と言われると困ってしまいますが…
塗装に満足したら「デカール」と呼ばれる水転写式のシールを貼って「ウェザリング」と呼ばれる経年劣化を表現する塗装法で使い込まれた雰囲気を出して完成となります。
完成
↑私はセンセイの作例の「追体験」としてプラモデルを作ることが多いです。
↑宇宙服なので当然中に人が乗ってます。
ありがたいことに好きが高じて、現在では模型雑誌「月刊ホビージャパン」で連載ページのデザインのお仕事などもいただけるようになりました。
SNSが発達した今だからこそ、世界中の人と交流し、時にはセンセイに作品を見ていただけるような幸運まで訪れたりします。
早くコロナが収束してファン同士の展示会やイベントで模型談義に花を咲かせたいものですね。
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