スタイルアレンジ自由自在、持ち運び便利なキャンプ テーブルを簡単DIY _ 前編【 Do It Yourself 部 】

編集長のSSUZUKIでございます。

アウトドアを楽しむのにとても良い季節になりました。 

昨今のキャンプブームに我が家もご多分に漏れず乗っかり、数年前からキャンプに家族で行っております。


我が家の車は1BOXなどの大きな 車ではなく、いわゆる一般的なサイズの車。家族で初めて行ったキャンプは、後ろが見えなくなるくらい荷物でいっぱいのトランクに、座席や足元も荷物だらけ。これはキツいとルーフBOXを買ったのですがそれでもなかなか快適までは程遠いと言う状態で何度かキャンプに行っていました今では徐々にコンパクトにできる、道具に変えて車へのパッキングが楽になり快適なキャンプを楽しんでおります。


今回は、これまでの経験を元に車へのパッキングや持ち運びが楽で快適に使用できそうなキャンプテーブルや道具を置くラックにアレンジ可能なテーブルの作り方を前編、後編に分けて紹介してみようと思います。

作り方はめちゃくちゃ簡単!


↑このテーブルを作っていきます。


1.用意する材料は
2.ラワン合板貼りあわせ
3.ビス留め


用意する材料は


  • DOD(ディーオーディー) テキーラレッグM
  • ラワン合板910mm×150mm×10mmを12枚
  •  マイナスネジ(真鍮)
  •  クランプ
  •  クリアファイル
  •  オイルステイン
  • ワックス
  • 木工用ボンド
  • キリ
  • マイナスドライバー
  • ハケ

以下は写真撮り忘れました、すみません

  • スチールウール
  • たわし
  • ウエス
  • パラコード

●アウトドアブランドDODのテキーラレッグM


少し、各主要材料についてお話しします。

まずはこちらアウトドアブランドDODのテキーラレッグMです。


今回はDIYすると言ってもテキーラレッグMに組み合わせる天板を作るだけ。組み立て方は天板の左右に矢印のスリット部分を通して完成!上下の板の位置の微調整は必要ですが、たったこれだけ。簡単でしょ?


僕は脚のみをパーツとして購入したのですが、天板までセットにして売っている商品もあります。サイズや組み合わせも何種かあり、用途にあわせて選んでみてください。最近ではホームセンターでも似たような商品があるのですが、金額的にもあまり変わらず質感などは断然、DODのテキーラレッグの方が良いのでおすすめです。

●ラワン合板


 先ほど天板までセットの商品もあると書いたのになんでわざわざ作るの?と思う方もいるかもしれないですが、何故って?それは自分で作れば全然安く揃えられるし、何よりも気に入ったものになる! コレです!! 安いしカッコ良くなる、サイコーじゃないですか!


で天板のメインの材料となるラワン合板です。

今回はこちらの材質を選びました。


通常DODのテキーラレッグと組み合わせる木材は1×6(ワンバイシックス)や1×4(ワンバイフォー)などのワンバイ規格の木材を使用していますが、個人的質感が好みではないので僕はラワン合板を使用します。これもスリットの幅や厚みさえ合えば、お好みでチョイスして良いと思います。それがDIYの良いところですよね~


本当は天板をホワイトオークで製作したいのですが、この材料とても重く移動を前提とした目的のキャンプ用品とは相性が良くないですまた、とても硬くて加工がかなり大変ですが質感は抜群に良いです。ラワン合板などは本来構造用合板なので天板などには使うようなものではなかったのですがちょっと前に流行ったosb合板をはじめ今では当たり前のように使用してますよね!あと、実は合板はとても実用的で無垢材だとカッコ良いのですが天板などに使用するとどうしてもソリが出てきてしまうのですがその点合板だと多層構造になっているのでソリが出にくい利点があります。質感のチープさや切り口の多層になっているところもデザイン的にアリかと、などなどの理由から今回はラワン合板を選びました。

●真鍮製のマイナスネジ


お次は真鍮製のマイナスネジです。


最近でこそ復刻で雑貨屋やアンティーク家具を扱うお店でも購入できるようになったのですがこちらはデットストックのホンマものです。

現行のモノは良いのですが高いです、僕はオークションなどで見つけてはコツコツとマイナスネジや蝶番などをコツコツと集めています。あと、意外といいのは昔からある金物屋さんに聞いてみるとこの手のものが眠っていたり地方に旅行に行った時にも出会えたりします。これを今回は天板のアクセントとして使用します。



ラワン合板貼りあわせ

それではここから製作を始めていきたいと思います。ラワン合板910mm×150mm×10mmを12枚用意します。こちらは自分で切っても良いのですがホームセンターなどで買うと大きな1枚板で売っているので車に乗せて持って帰るのも大変ですので、昔は自分でせっせと丸ノコを使い切り出していたのですが今ではホームセンターの加工サービスを使って切り出して貰っちゃてます。これくらいなら金額もそれほどかからずやってもらえます。コンパトになるので持って帰るのも楽ちんです。

まずは合板とは言えそれぞれ表情があるので、カッコいい木目やキズを見定めて組み合わせを考えていきます。これは材料を買う時点で材料を1番上から取るのではなく自分が良いと思う材料を選んで買ってください。

組み合わせが決まったら、板をそれぞれ並べ木工用ボンドを塗っていきます。12枚の材料を2枚1組にするので、最終的には厚み20mmの板が6枚になります。

ヘラなどを使い写真くらいの感じの薄さになるように均等にボンドを広げます。乾き難かったり、横からはみ出したりしてあとで面倒なだけなので、べったり厚く塗る必要はないです。

ボンドがうっすら透明になるまで待ち2枚を重ねあわせていきます。


クランプでしっかりと挟み込み圧着させます。本来はクランプを使用する時はクランプと材料の間に跡がつかないよう捨て板などを挟むのですが今回はラフなキャンプでの使用のテーブルなので挟んでいません、気になる方は挟んだ方が良いです。


クランプで挟み込こむと横から余分なボンドがはみ出ることがあります。後でステインを塗るのですがこれを放っておくと、これがステインを塗る時に悪さをするのでかならず、ちょっと水で濡らしぎみのウエスなどを使いしつかりとふき取ってください。

この状態でボンドがしつかりと接着するよう最低でも1日は乾かしてください。




ビス留め

1日以上乾かした貼り合わせた板にビス留めをしていきます。この作業は正直、やらなくても良い作業です。


しっかりと乾かした板はビス留めしなくても剥がれることはありません。では何故やるかと言うと、単なる意匠です!

僕はシンプルな中にもちょっとしたアクセントが欲しいと思ったのでビスを打ち込むことにしました。


なので見た目重視のマイナスネジを使用します。ここに良くあるプラスネジを使ったら雰囲気台無しです。(プラスネジ好きの方がいたらごめんなさい)という訳で「アクセントいらないよ」って方はココは読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

ビス留めをしていく前にまずはキリで下穴を開けていきます。最近は下穴不要のネジもありますが今回は必ず下穴開けてください。仕上がりが全然違うし、結局開けた方がネジを閉めていく時に楽です。

マイナスドライバーを使用してネジをとめていきます。電動ドリルを使ってもいいのですが真鍮で素材が柔らかいので結構簡単にネジ山をなめてしまいます。今でこそ電動ドリルでできるように僕はなりましたが(そーは言いながらも今回も何箇所か山なめてしまってます)慣れていない方は少し大変ですがマイナスドライバーを使用しいた方がうまくいくと思います。

「うわ! 長さ間違えて板、貫通してるじゃん」って思いましたよね? 大丈夫です! わかっていてやってます。天板のサイズに対してネジの頭のサイズのバランスが良いものが板の厚みよりも長いものしか、僕が所有していなかったのでワザと貫通させております。

厚みが合っているものは頭のサイズのバランスがどーしても気に入らず、大変ですが拘って大変な方を選択しました。

長さがちょうど良いものを用意できる方はこの後の作業を考えると合っているネジを使用した方が断然良いです!

さてここから少しコツがいるので大変なところです。ニッパーをネジが木材から飛び出ているキワぎりぎりの位置にあてます。ニッパーではとても切れるようなネジの厚みではないので切り落とすのではなく、キワぎりぎりの部分を支点にニッパーの歯を左右に動かしネジに切り込みのガイドをつけるようなイメージでグリグリとネジに切り込みをつけていきます。

切り込みをつけたネジをこれまた、できるだけネジが木材から飛び出た根元の部分をペンチで掴みグイグイと掴みながら前後左右に動かしていきます。そうすると徐々に徐々にネジが根本を支点に動いていきます。すると…

“メキッ”とこのように綺麗にネジが切れました。

これを計24回やります。結構な回数なので、さほど力は使わないのですが手が痛くなります。ラバー付きの軍手の使用は必須ですね!

とりあええず、前編はここまで!

続きは後編に続きます。



そうそう、アウトドアといえば弊社メタ・マニエラでは

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雑誌 soto

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2020年8月 制作

「soto 秋山2020」

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Art Direction: Masayuki Shinozawa

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Art Direction/Design:shingo Suzuki

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それでは、みなさん後編であいましょう!また!


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