あちらを覗き込むとき
デザイナーのすぅぇけです。
春になると小さな雑草をよく見ます。
ホトケノザは仏さまの座る場所。ヒメオドリコソウは着物を着た女の子が踊っているところ。トウダイグサはライトがいっぱい。
そんなことを想像して見ればさらに形が面白く、またアリやてんとう虫が歩いていればなんだこの平和……という気持ちになってセロトニンの分泌を感じます。
さて、覗き込むことの多い春(わたしだけですか)のはじまりに、
今回は我が家にあるたくさんの雑貨の中から“なにかを覗き込む”アイテムを探していきます。
覗き込むことの魅力
ふと思い出した小学生の頃の記憶。
じいちゃんばあちゃんの家の前に道路があり、
中2階の窓からそこを通る人々が見えるのです。
中2階というのがミソで、道路から近いのに気づかれない距離感が面白く、
その家に行くたびに窓の隙間から通る人々を覗き込んでは、性別や推定年齢、
自転車徒歩などを正の字で紙にチェックし続けるという、
まったく無利益な一人交通調査員を好んでやったものでした。
どうやら覗き込むことにはスリル、わくわく、マクロとミクロへの視点というか、
自分が違う世界にいて別の世界を覗くような体験の楽しさがあるようです。
それでは覗き込むをテーマにざっと集めてみましょう。
我が家ではこれだけ集まりました。
覗き込むの意味を考えていけばまだまだいろんなものが集められそうですし、
集めるテーマを変えれば永久にいろんな遊びができるな~とウキウキしてきます。
いにしえ風の虫眼鏡。おっしゃれ~な気分になる!
普段覗けないものがじっくり覗ける顕微鏡は魔法の道具。
目に見えない大きさの文字が入っています。
大好きなテレビ石をはめ込んだ消しゴム。
テレビ石の正式名称はウレキサイト(曹灰硼石)で、何もないところではただの石に見えるのですが、印刷物の上に置くと突然透過して下の絵が鮮やかに現れる不思議な石。健全優良覗き込み!
プリズム。ここからいろんな色が生まれてきます。
砂鉄の砂時計。砂鉄のため落ちる瞬間ごとにさまざまな形になっては崩れていく。近くで覗き込んでいると焚き火を見るように無心になれます。
文鎮におさまる花。いろんな角度から覗き込めるガラス文鎮はロマン。
天気で変化する結晶を覗き込むテンポドロップ。
このシステムは19世紀頃に天気を予測するものとして使われていたそうで。ほほほんとかな?!
大変幻想的な写真となってしまいましたが、温度が変化すると中のオブジェが浮き沈みして今の温度を教えてくれるガリレオ温度計。
暖かい頃によく動いてるんですが覗き込んでいても実際に動いているところを見たことがありません。
ライトブラスターめがね。
めがねをかけるとホログラムの万華鏡みたいに見えて目の前が別世界~
一番好きな携帯用15倍ミニルーペ。これでいつでもミクロ世界を覗き込み!
みなさんも家にある覗き込むものを探して別世界にトリップしてはいかがでしょうか。
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