製作、監督、編集、音楽。“たった一人で”制作したバイクアニメ映画『Away』
編集長のSSUZUKIでございます。
今回は、編集長セレクトの映画をご紹介。
年末の記事でも少し書いたように密を避けるために久々に購入したバイクをカスタムするため、あれこれとググっている時にバイク関連の記事中に見つけた映画がこちら、長編アニメーション映画『Away』をピックアップします。
ラトビアの新進クリエイターが“たった一人で”制作した映画『Away』
ラトビア人新進クリエイター、ギンツ・ジルバロディス(Gints Zilbalodis)が、たった一人で製作・監督・編集・音楽のすべてを担当し、3年半の歳月をかけて作り上げた長編デビュー作。ヨーロッパの小さな国ラトビアで生まれ、8歳からアニメを作り始めたギンツ・ジルバロディス監督は、過去に手描き・3Dアニメーション、実写などで短編映画7本を製作。本作ではそれぞれの特徴的な美学を融合させ、“ヨーロッパの新星”としてアニメーション制作に新風を巻き起こしたのだそう。
<あらすじ>
飛行機事故で島に不時着した少年が森で地図とオートバイを見つけ、島を駆け抜ける。“黒い影”から逃れて、飛べない小鳥とともに冒険の旅へ……。全編にわたりセリフは一切なく、絶望、不安、孤独、そして希望をめぐるたった一人のロードムービー。
編集長のオススメと紹介していますが、実はYoutubeの予告編をみただけでまだ本編は観に行けておりません(笑)ですが予告編だけでこの映画の世界観に引き込まれてしまいました。決して新しい手法を使っているわけではないのですが、何か心を掴まれてなんとも言えない何処かへ行ってしまいたい、解き放たれたいという気持ちになる感覚を覚えました。もしも自分が何か追い込まれているタイミングで観たりしたら現実逃避してしまい、戻ってこれなくなってしまうような危険性すら感じました(笑)
この映像を見ていて、なんなんだろ? 映画ではあるけど何だか少し違う感覚を受けるものはなんだ?と、この映画の解説をしている方も書いていましたが、製作者のギンツ・ジルバロディスがゲームの映像などに多大に影響を受けているらしく、ゲームといえば映画的な演出をしているものも多く、つまり「映画を参考にしたゲーム」を、「さらに参考にした映画」が生まれるという、逆転現象が不思議な面白さを感じる理由だったのです。現在27歳の製作者のギンツ・ジルバロディスはネイティブに映画的ゲームを背景に持っていたりするからこそ、こういった作品が生み出されるのだなと感じました。
デザインに置き換えても言えることで、同じ素材、同じ手法を使ってもバックグラウンドが違えば人それぞれの作品が生み出されます。改めて生きてきた時間、背景は大切なものなのだと感じました。
映画『Away』こちらは、スマホのようなちんまりとした画面サイズではこの世界観は伝わりきらないと思うので必ず大画面で見るべき作品ですね!僕の近場の映画館では2月くらいまで、上映しているようなので、行ってみようと思います。それでは!
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