マニエラT-shirts好きと僕 2

デザイナーのiMです。前回マニエラスタッフ2名にインタビューを行ったこの番外編企画、第2弾の今回も生粋のT-shirts好きが揃いました。

いったい何を持ってきてくれるのか……それではどうぞ!


【3人目】「the POOL aoyamaのT-shirts」

ビデオグラファーでもある後輩の鈴木、ファッションもマニエラ内では若々しい彼が持ってきたT-shirtsとは……

↑「the POOL aoyama/ロゴT」


鈴:藤原ヒロシがプロデュースを手掛けたコンセプトショップ“the POOL aoyama”のロゴTです。

iM:青山で限定で出してたお店だっけ?

鈴:はい、2014~2016の2年間、南青山のマンション1階にあった住民用のプール跡地にオープンしていたお店ですね。

iM:跡地を利用ってとこがいいね!

鈴:このころ僕は20代前半だったのですが、ナイキとのコラボスニーカーなど藤原ヒロシの手掛けるアイテムばかり追いかけていましたね(笑)。

iM:ずっと第一線でカリスマなのがすごいなー。90年代は藤原ヒロシ人気は絶大で=買えないってイメージだったけど?

鈴:POOL aoyamaは数ヶ月ごとにショップのコンセプトが変わっていて、その新しさみたいなものに惹かれて毎回ローンチ日には、早朝始発の電車に揺られて何時間も入店抽選の列に並んでいました。ですが、ほとんど当日に入店できたことはなかったですね……。

iM:コンセプトもそうだし、その絶妙な売り方というのが多くの人が惹かれるところなんだろうね。その後、青山POOLは銀座のPARKINGに繋がると。

iM:このT-shirtsには何か思い入れとかある?

鈴:特にレアなものではなく店頭で普通に買うことができたのですが、このPOOLのロゴの入ったTシャツを持っておきたくて購入しました。

iM:おみやげな感じで買ったんだ。カレッジデザインで飽きのこないデザインやね! ん?今気づいたんだけど、これアルファベット並べ替えたら、「POLO」のカレッジロゴをサンプリングしてるのかー!

鈴:そういうちょっとした遊び心も良いですよね!

iM:世代的にはズレてると思うんだけど、藤原ヒロシの手掛ける何に惹かれるの?

鈴:特別だと思うところは商品タグです。このタグが入っていることがカッコいいって思っていましたね。確かgood enoughのときにタグを首の後ろじゃなく、袖につけ始めたのも藤原ヒロシですよね?

iM:タグ、わかるわー。そういう細かいギミックって男はみんな好きだよね。袖タグを有名にしたのはgood enoughだろうね!たぶん本人達が好きだったSeditionaries(マルコムマクラーレン+ヴィヴィアンウエストウッド)からサンプリングしたのかな。ちなみに日本だと藤原ヒロシとも仲のよいTARの関さんが1987年からブランドスタートしててそっちは裾にタグをつけてたね。

iM:最近はどんなT-shirts買ってる?

鈴:そんな20代前半でしたが、最近はもっぱら白の無地のポケTばっかりです。

iM:無地は強い! ということで新潟支部もできたことだし、小千谷にあるTAR LAB目当てに出張しますー。


【4人目】「GASTUNKのT-shirts」

続いてはマニエラの大先輩、SCさん。いつもハーレーにまたがり黒T-shirtsをビシッと着ているイメージですが……

↑「GASTUNK/PUSHEADデザイン」


SC:これは日本のバンド、GASTUNKのメジャーアルバムのジャケットデザインT-shirtsです。

iM:SCさんと言えばハーレー、そしてGASTUNKのイメージですね!上京してはじめて社内で会ったとき、「わ、上司がGASTUNK着てるとかやっぱ東京だなー!!」と感動した覚えがあります。

SC:そうだったの?知らなかったわ。そんときからお互いあんまり変わってないよね(笑)。

iM:GASTUNKは僕より上の世代のバンドってイメージですが、これはどんなT-shirtsなんですか?

SC:このT-shirtsのデザインはGASTUNKが日米同時メジャーリリースをしたアルバムのもので、日本版は横尾忠則、US版はスラッシュ/ソリッドメタル界で有名なPUSHEADが手掛けてます。このデザインはUS盤のPUSHEADのものですね。

iM:PUSHEADのアートワークは一度見たら忘れられないですよね。GASTUNKはもちろん、MetallicaやMisfits、自身のバンドSeptic Death、スケートボードでもZORLAC等さまざまなシーンで活躍されていますね。T-shirts的にいえば白黒2色ってシンプルな分、レイアウトが難しいんですよね。この細かいプリントは版制作で大変そうですけど(笑)。

SC:これでもかなりデフォルメされていて本人的には別物感があったりするけど、ちゃんとオフィシャルものだよ(笑)。 このT-shirtsは確か99年にGASTUNKが再結成したときの会場で購入しました。

iM:99年といえばSCさんは、もうマニエラにいたんですか?

SC:そうだね。94年入社だから(笑)。 その頃は週刊の情報誌とスキー雑誌、別冊や書籍などのADや装丁を始めて5年ほど経ったころやね。目の回るような日々だったわ。

iM:当時の週刊誌の過酷さは凄かったみたいですね、恐ろしい……。それにしてもやっぱりこのデザインは最高ですね。ちなみに1st「DEAD SONG」の蛇が巻きついたドクロもかっこいいです。

SC:因みにDEADSONGの方は自主レーベルで、イラスト・ロゴ全てBASSのBABY作。こっちの方が有名かも。

iM:あの頃の日本のハードコアバンドのアートワークって異常なほどかっこいいですよね。TOMさんしかり、手書きの魅力ってありますね。

SC:熱、みたいなものが強かったわなあ。ハードコアやメロコア、スラッシュなんかのイメージを感覚で視覚化してんだろうね。ひとつ、買うときのこだわりと言えば、Metallica以外は黒地に白抜きバンドロゴorモノトーンイラストのシンプルなやつで、バックプリントありを選ぶ感じかな。もちろん、音源の好きなバンドのものしか買わないけどね。

iM:なんだかSCさんの普段のデザインにもそのこだわりが現れてる気がします。あぁ、徹夜でデザインチェックされてた思い出が……(笑)。



【5人目】「JETLINK/NUMBER SeriesのT-shirts」

最後はマニエラの経理担当のLSさん。長髪とベルボトムがトレードマークで並々ならぬこだわりがありそうですが……

↑「JETLINK/NUMBER Series」


LS:JETLINKのNUMBER Series、5番の映画『2001年宇宙の旅』T-shirtsです。

iM:LSさんと言えばこのシリーズをよく着てるイメージがありますね。JETLINKって映画をモチーフにT-shirtsを出してるブランドですよね。

LS:記憶は定かではないけど、10年以上前の年末にたまたまT-shirts検索で出会えたんだよね。

iM:まさに一期一会ですね。キューブリック作品が好きなんですか?

LS:そうですね。勝手な解釈ですが、主人公の眼光がキューブリック監督特有の狂気を含んだ目つきになっていく過程が好きです。2001年宇宙の旅でいうと、それがHAL2000だと思い込んでいますが、あまり理解されないでしょうね。

iM:ちょっと理解が追いつかない深さですね。

LS:近年、キューブリックはファストファッションでもモチーフとして多く消費されてるね。

iM:いわゆるってシーンやロゴをそのまま使用してるとこ、ありますね。

LS:そう、場面モチーフのどこを切り取るかでT-shirtsとしての印象がまったく変わってくる。フロントプリントにここの場面写真を使うのなんて作品愛を感じるね。

iM:加えて数字との組み合わせも効いてますね、この数字は何なんですか?

LS:JETLINK何周年とかだったような気がします。ちなみにフルメタルジャケットは6、時計仕掛けのオレンジは9でした。9は明確ですよね、アレックスがベートーベン好きだから。

iM:周年だけだと思ったら内容もちゃんとリンクさせてるんですね!

LS:バックプリントの『Science Technology Future FUCK』も尖っていますよね、最高の賛辞です。キューブリック作品へのリスペクト溢れたこのT-shirtsは、一生ものです。

iM:LSさんの映画愛もひしひしと伝わりました。ありがとうございました。

マニエラT-shirts好きと僕 2、いかがだったでしょうか。ふだんは聞けない三者三様のT-shirts愛が溢れていたと思います。言いたいことなんかないよ~と言ってても、いざ話しだすと止まらないのがT-shirts。みなさんもT-shirtsを着てT-shirtsをサカナにT-shirts話に花を咲かせてみては。

manimani Media

変わるデザイン。変わらないデザイン グラフィック/エディトリアル/企画・編集/Web/動画...各種メディアにトータルクリエイティブを展開するデザイン会社の日常。

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