Blue Note風ジャケットをデザインしてみる

WEBディレクター/デザイナーのヤスハラタカユキです。

前回は私のレコードのコレクションの中から、Bulue Noteのステキなジャケットをご紹介しました。

その投稿の中で自作のジャケットを作ってみようと思っていたのですが、ちょっと長くなってしまったので今回はその続きです。

リード・マイルスという天才的なデザイナーの仕事を真似してみようなんて、中々だいそれた事をしようとしていますが、

私はこんな感じでデザインしたというざっくりとした過程をお見せしたいと思います。

といってもスクショを取り忘れたりして、ちょっとわかりにくいかと思いますが、ご容赦下さい。


まず、落書き的にサムネールを書く


今回は私の自転車の名前『KARATE MONKEY』を、架空のアルバムタイトルということでデザインすることにします。

まずはちゃらっと鉛筆で落書き程度のものを書きます。

アイデア出しというところですね。

その中からBlue Noteっぽく作れそうかな?ということを考えて、左上のタイポグラフィだけのものをデザインすることにしました。

↑ヒジョーに雑(笑)


白と黒、グリッドでデザインする


リード・マイルスの作品はスイス、ドイツのデザインっぽさがあるので、グリッドにきちっと合わせたデザインにしようと思い、まずはアートボードに5mmのマス目でガイドを引きました。

↑(左)とにかくガイドを引きまくり、ロゴの位置をなんとなく決めて置いておいた。私のクセかもしれないけど一つオブジェクトを置いておくとなんとなく他の部分が作りやすい。

(右)文字のラインは15mm、空きは5mmというルールを決めて、ざっくりと文字のアウトラインを作成していく。

↑(左)文字として認識できるように、ディティールを加えていく。人間の目は上半分より下半分のほうが短く見えるという特性があるので、AやRなどは下の方を少しだけ長く作る。

(右)ざっくりとした文字ができたら、音楽・モンキーという単語から想像して、文字に段差をつけてリズミカルな配置にしてみた。左下をスパッと空けたくなり、ロゴを右上に移動。この時点ではMONKEYのKの上にリード・マイルスっぽく写真を入れようと思い、レクタングルを配置。

↑(左)文字の配置がなんとなく決まったので、文字をより文字として認識しやすいようにアールをつけてディティールをアップ。ブルーノートのロゴをそのまま使うわけにはいかないので、私の連載のロゴを配置した。

(右)引いた視点で見てみたらなんだかこじんまりとしたような感じがしたので、もうちょっと動きをつけようと伸ばしたりずらしたり、よく分からない要素を足してみたりして迷走中(笑)

↑(左)写真を入れようと思って置いたレクタングルが悪いんだ!ということで撤去、文字を移動してみたらストンと落ちた感触があったので、これでレイアウトはお終いにした。

(右)連載ロゴの視認できない部分は取ってしまい、差し色のためにコロンを作って、グリッドからわざとずらして”外し”の部分を作ってみた。ダブルトーンにした自転車の写真も文字の中に配置。


ということで完成しました


構想1週間、取り掛かるのに数日(サボるとも言う)、作り始めて2時間ばかりで出来たのがこちら。

う〜ん。

Blue Noteっぽくない(笑)

さすがに天才の仕事に挑むのには荷が重かったようです。

Macでデザインすると、手書きのなんともいえないアナログ感やザラつき感が出しにくくて、スパスパっとまとまった感が出てしまうなあ。

なかなか難しい…

とりあえず今回の目的はデザインの過程を見せるということで、自分を強引に納得させてこれで完成とします。

またいつか挑戦しようと思います。


ちなみに弊社には、謎の落書きが得意なデザイナー、サブカル系が得意なデザイナー、謎のたこ焼き君などなど、各種ニーズにお応えできるデザイナーが在籍しております。

お気軽にお問い合わせ下さい。

ではまた。


manimani Media

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