左利きデザイナーの悲しき生態
デザイナーのマミヤです。
自分自身に提供できるコンテンツが少なく、左ききだ、ということぐらいしかない気がしたので、
徹底的にお話ししてみようと思います。
私はガチガチの左ききです、もちろん両ききなんて無理です。
ちなみに世界で左ききは10%の割合で生まれるといわれていて、この数は一定なんだそうですよ、不思議です。左ききであることでいろいろな不便や発見、「ああ、悲しきかな左きき」をナチュラルに経験してきました。
(とある国では不浄として禁忌なんですって、それは悲しすぎる。。笑)
少し悲しい左ききあるあるをまとめてみました。
世は全て右きき仕様!!世界は左ききを見捨てている……。
マイノリティは黙って絶望していろということなのか……と、
もはや左ききの人生に半ば諦めにも似た絶望感を抱いて日々過ごしております。
それは、デザインの仕事をしている中でも発揮。レイアウトを無意識に左に流れるように置いていたことも何度かあり、新人時代は苦労した……ほぼレイアウトやり直しだから。辛い……。
ただ、やっとこさ仕事に関しては右ききの世界に馴染んできました。PCのマウスは右。
それはなぜかというと右でマウス、左でペンやキーボードという感覚で収まったからです。
キーボードや画面設計はほんと~に右ききが使いやすいようにできているんですよ。
PCにおいては左ききを矯正した方が効率的でした。
こうして左ききでありながら右ききの世界をクロスオーバーしているため、
これは左だけど、これは右、というような習慣もたくさんあります。
そうしてデザインをするなかでも右ききには無い(?)考察ができるようになります。
国や習慣によってどの文字組みが見やすいのか、どう置いたら、誰からも見やすくなる?
という問いが生まれ、あれこれやってみる癖がつきました。
そして吟味しすぎると誰からも見やすくならないものが出来上がる(笑)。
ただ、こういった視点はデザイナーとして大事だなと思うこともあり、左ききだったから身についたとも言えます。もしこれが、男じゃなく女だったら。
もしこれが、昼じゃなくて夜だったら。もしこれが、青じゃなくて赤だったら。
一見、誰も考えないしありえないことをあえて考えると、新しいアイデアが出てくるかも~とゆるく考えています。
悲しき左ききデザイナーの生態の裏側で、それなりの付加価値を私にもたらしてくれた(のか?)はこれからの働き方次第なのでしょうと、中堅の左ききデザイナーは悟るのでした。
P.S.左ききの皆様。
最近こんなサイトを見つけて感動しました。
ロゴも可愛いし、素晴らしい。マイノリティにイノベーションが生まれる時代最高!!
それでは、またどこかでお会いしましょう。
0コメント