夜の水族館に泊まる
デザイナーのm.k.です。
突然ですが、クラゲの漢字の由来ってご存知ですか。
海の中に月があるように映るから「海月」となったそうです。
とても詩的ですね。
クラゲの生態は特殊です。
中でもベニクラゲという種は、同一個体が何度も若返る不老不死の仕組みを持ち、
しかも若返るたびに自分のクローンが増えていくそうです。
造形もさることながら神秘的で摩訶不思議な生物です。
私は夜の水族館に泊まったことがあります。
その水族館はクラゲの飼育にも力を入れていて、
クラゲ好きにはたまらない聖地となっています。
↑ 優れた機能美、優雅なフォルム。うっとり見惚れてしまいます。
デザインで柔らかさを表現するために、
なだらかな曲線をモチーフとして使用することがあるのですが、これがなかなか難しいので、感覚的に頭の中でクラゲのフォルムを思い描きながら作ってみたりすると
うまくいくかもしれない……とふと思いつきました。
(今度試してみて、上手くいったら記事でご紹介しますね…!)
当初は水族館に泊まれるという試みが人気で、
かなりな倍率の抽選での宿泊権を勝ち取らねばなりませんでした。
昼間、人で賑わう場所がひっそりと静まり返り、また別の趣きを堪能し、
水族館の裏側を覗くこともできる画期的な企画でした。
宿泊場所は各種ある大水槽やクラゲの水槽ブース等から選べ、
水槽前にマットを敷いて眠れます。
私が選んだ場所はクラゲの水槽。
水をゆらゆらと漂うクラゲにトリップしながら眠りにつきました。
水族館のクラゲのカプセルトイをお目当ての種が出るまで執拗にまわしまくり、
結局出ずに諦めた苦い思い出と共にやみつきになりそうな体験でした。
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